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Blog 社長ブログ

広告という仕事の進化

2009年03月16日

最新の電通報(3/16付け)で興味深い記事が2つありました。

1つめは、
広告ジャーナリストの楓セビルさんの
「新米国広告事情」の記事。

米国では、広告主のブランドを預かってきた長年のノウハウを活かした
新しいビジネスが生み出されている由。

例えば、
・消費者のニーズはあるのに、開発されていない商品の開発と販売
・マーケティングコンサルティグのクライアント向け有料セミナー
・新製品の創造/開発

これらはプロジェクトベースでは日本でも実績がありますが
別会社化したり、明確に新しい収益源として位置づけての取り組みは
ほとんどないと思われます。
真に“消費者”のことを知っていればこそ、提示できる新しい価値ですね。

2つめは、
「テレビCMは依然有効」というアド・エージ誌の記事。
テレビCMの価値低下が話題にされてから久しいですが、
研究者や企業の最新の調査によると、たとえ若者が対象であっても
テレビは依然として最有力媒体とのこと。
ネット検索の1/3はテレビなどのオフライン広告がきっかけとなっており、
デジタルメディアへの高い波及効果が確認されている由。
テレビ広告費の増加に伴い、販売量の平均上昇率は伸びているそうです。


これらの記事を見て、あらためて思うのは
「全ての主役は消費者であること」です。

我々は、ややもするとテクノロジーの進化、つまり
ツールとしてのメディアの進化を、
即、消費者の態度の変化と捉えて語りがちですが、
“商品”や“商品情報を伝える手段である広告”のニーズや
最終選択権は、常に消費者が持っている、ということです。

私自身は決して「回顧主義派」ではありませんが、
消費者にとって、その商品や広告(を伝えるメディア)が
価値をもっていれば、それが例え“オールドメディア”とか
“アナログメディア”と言われるものであっても
問題の本質ではない、ということです。
フリーマガジンもそうですね。

「広告の役割」とは、
溢れる商品情報を出来るだけシンプルに正しく消費者に伝えること。
そのためには「深く消費者のことを知っていること」。

そこが全ての原点であり、
そこから「アイデア」がうまれ
「伝える表現方法」や「伝える手段」が生まれてくる。
メディアが新しいか古いかは本質的な課題ではない。

デジタル技術がすさまじいスピードで進化している今こそ
我々はこの原点に立ち戻って、
「プロダクトアウト」な発想を戒め、
常に「消費者第一主義」を徹底する必要があると感じています。


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