電通4代目社長の吉田秀雄さんの「鬼十則」は有名ですが
「責任三カ条」なるものもあったそうです。
【責任三カ条】
1.命令・復命・連絡・報告は、その結果を確認しその効果を把握するまでは
これをなした者の責任である。
その限度内に於ける責任は断じて回避出来ない。
2.一を聞いて十を知り、これを行う叡智と才能がないならば、
一を聞いて一を完全に行う注意力と責任感を持たねばならぬ。
一を聞いて十を誤る如き者は百害あって一利ない。
正に組織活動の癌である。削除せらるべきである。
3.我々にとっては、形式的な責任論はもはや一片の価値もない。
我々の仕事は突けば血を噴くのだ。
我々はその日その日に生命をかけている。
同じようなニュアンスの言葉やコピーは沢山ありますが、
何故か言葉のひとつひとつがビンビンと心に刺さります。
魂をこめるというのは文章にも言えることですね。
ちなみに
【鬼十則】
1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2.仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3.大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4.難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5.取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6.周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、
永い間に天地のひらきができる。
7.計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、
そして正しい努力と希望が生まれる。
8.自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9.頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、
サービスとはそのようなものだ。
10.摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
弊社の内田君の薦めで
『「エンタメの夜明け」~ディズニーランドが日本に来た!~』
(馬場康夫著、講談社刊)を読んだ。
コミュニケーション業界に身をおく人達には
是非読んで欲しい本だ。
ディズニーランドの日本誘致を巡って活躍した
二人の日本人とウオルトディズニーを中心とした話である。
日本人のひとりは、小谷正一さん。
毎日新聞事業部長から電通ラテ局長、プランニングセンター長を
勤められ、大阪万博で人気パビリオンをプロデュースされた方。
もうひとりは、堀貞一郎さん。
電通時代の小谷さんの部下で、ディズニーランド招致の際に
影の立役者として活躍された方だ。
お二人とも「相手の心をつかむ天才」と称され
物語の随所に「人間くさい」「木目細かい」心遣いの一端から
「やると決めたら何があってもやる」という強い意志を
ヒシヒシと感じられる名著である。
ディズニーランド招致の際には、このほかにも、
初代オリエンタルランド社長の川崎千春さんや、
次代社長の高橋政知さんなど、男気溢れる「豪傑」が
「不可能を可能にかえる」ご活躍をされている。
また、そんな男たちを虜にする「ディズニーランド」を創った
ウオルター・イライアス・ディズニーさんの、
常に生活者視点を失わない数々のエピソードも勉強になる。
心を打たれるくだりは沢山あるのだが、
その中でも思わず息をのんだのは、この話↓
「今日、全世界で1億人近い入場者と、1兆円近い売り上げを計上する
世界最大のエンタテイメント産業のプレゼンテーションは、ウオルトが
土曜の朝に呼んだハーブ・ライマンとビル・ウオルシュにより、月曜の
朝までに準備されたのである。
この話しから導かれる教訓はこうだ。
「どんなプレゼンの準備も、48時間あればできる」」
ただし、この話しにあえて付け加えたいのは、
「真に顧客に喜んで欲しいという"熱い情熱”と"魂”があれば」
ということだろうか。
フィナンシャル・タイムズに
“スターバックス会長が、スターバックスのブランドが
スターバックスのせいで「薄くて水っぽいもの」になってしまったと警告”
という記事が出ていた。
http://search.ft.com/search?queryText=starbucks&aje=true&dse=&dsz=
http://news.goo.ne.jp/article/ft/business/ft-20070226-01.html?fr=rk
コーヒーチェーン世界最大手スターバックスのハワード・シュルツ会長は、
スターバックスのブランドがスターバックスのせいで
「薄くて水っぽいもの」になってしまったと警告。
過去10年の間に1000店舗から1万3000店舗にまで事業規模を拡大してきた
スターバックスは、そのためにスターバックス本来の魂をなくしてしまったと
重役達に対して指摘したらしい。
「われわれは何としてでも、鏡の中の自分たちの姿を見つめ直し、
今こそ、核心に立ち戻るときだと気づかなくては。
原点に戻り、スターバックスの伝統を取り戻し、
本物のスターバックス体験を大切に思う、自分自身の情熱を呼び覚ます。
そのために必要なことはなんでもしなくてはならない」
R25ブランドを展開する我々にとって、
「成功体験に常に客観的な疑問をなげかけるマネジメントの重要性」という、
非常に示唆に富む話しだと思いました。
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